ソレイユ 40歳 パート主婦 夫40歳、息子 7歳
イクメンではあるものの、決してイケメンの部類には入らないであろう夫なので、全く浮気の心配なんてしたことはありませんでした。
夫からのアプローチで付き合い、そして結婚に至ったという自負のようなものもあったので、とにかくノーマークでした。
そんな私がなんだか旦那の行動に疑惑を抱き始めたのは、スマホを常に携帯するということからでした。
今までは仕事から帰ってくると、リビングに放置状態のスマホでしたが、常に携帯し続けているんです。
疑問をぶつけてみると、仕事で大切な連絡が入るからというような、本当のような嘘のような理由を言われましたが、確かに今までも着信に気づかずかけ直すというようなことが頻繁にあったので、きっと、上司にすぐに連絡が取れるようにしてほしいというようなことを指摘されたのだろうということで納得しました。
我が家は夫婦ともどもお酒が好きなので、晩酌は私たちにとって大切な時間です。
旦那の帰宅が遅い時も、おつまみを準備して起きてまっていたのですが、子どもが小さいし起きて待っているのは大変だろうから先に寝ていて良いよと言われました。
旦那は男性にしては珍しく、会社の愚痴やら何やらを帰宅後に私にべらべらと話すタイプなんです。
そして、それが旦那にとってストレス解消になっており、愚痴を聞いてくれる人がいるからこそストレスを溜めず翌日も気持ちよく働くことが出来ると、常日頃言っておりました。
そんな旦那が、愚痴をこぼさずにぐっすり寝られるわけがない、きっと私以外の誰か旦那の話を聞いてくれる人というのがいるのだろう、とりあえず夫の言うとおり寝室で寝て待っているふりをすることにしたのですが、帰宅が次第に遅くなるとともに、パソコンに向かって何やらやっている夫を発見しました。
仕事へ出かけた後に、夫のパソコンを立ち上げようとするとパスワードがかかっており開けることが出来ません。
しかし、爪の甘い夫が考えそうなパスワードを入力すると簡単に解除することが出来ました。
そこからはずるずると証拠が出てきました。
チャットの会話が残っていたのですが、二人でドライブへ行ったり食事へ行ったりとしたというような内容のものが記載されており、はらわたが煮えくりかえる思いで読み進めました。
チャットの内容を読む限り、まだ浮気が始まったばかりという感想を持ちました。
一体私は今後、どんな行動に出れば良いのか、頭の中はそんな言葉でいっぱいになりました。
責めて開き直るタイプや泳がせすぎて取り返しのつかなくなってしまうタイプなど、男性のタイプは様々あるけれど、おそらく旦那の場合は早いうちに芽を摘めば、きっと改心してくれるタイプに違いない、一か八かの賭けに出てみることにしました。
夫が浮気相手と行ったというレストランがチャット内容で分かっていたので、夫が帰宅後、私の友達が女性と一緒に食事をするあなたを見たと言っているのだけど、と鎌をかけてみました。
みるみるうちに表情が変わり、嘘をつこうと努力をするのもともと嘘が苦手な夫は最後は泣いて謝罪をしました。
その時に思ったことは、旦那は私を好きに決まっているというような言動を常に取り続けていた私にも非があるのではないかということです。
今では、浮気をされるかもしれないという点を常に念頭に置いて、夫を観察しています。